浜本太郎の後悔

浜本太郎の後悔 第九回

前回の続き。 浜本太郎は小学校時代にいろんなことがありすぎて成績も人間関係も最悪だった。 そしてこの状況から逃げた末に森に倒れ、老夫婦に救われた。事情を説明し老夫婦の養子となり浜村太郎という名前で地元の小学校に転校した。 卒業2ヶ月前の転校で…

浜本太郎の後悔 第八回

浜本太郎。50歳。4月1日生まれ。独身。 浜本は市立の小学校に入学した。 「小学校に入学したぞー!!勉強がんばるぞー!友達100人作るぞー!」 (現実) 小学1年。一人で外遊びに毎日夜まで夢中になり宿題もテストも疎かになる。 人間よりも野犬にいじめられる…

浜本太郎の後悔 第七回

浜本太郎は小学生。今日も学習塾に通う。学習塾にはさまざまな町の小学校の学生が教室に集まっている。なので浜本は会話しない。所詮知らない者同士。 最近ではタブレットPCを使った授業も行われている。周りの子はうまく使いこなせているのに浜本だけは使用…

浜本太郎の後悔 第六回

浜本太郎はもうすぐ40を迎える。人々は浜本がやってくるたびに手で鼻を押さえながら走って逃げていく。 それが女性に限らず老若男女問わず。だらしない体型の浜本と同じ年齢の男性からも逃げられる。 浜本はある日ホームセンターにやってきた。早速展示され…

浜本太郎の後悔 第五回

浜本太郎は高校3年生。友達もなく成績も芳しくなく自身としては留年はすでに決定と思っている。年が明けて受験勉強に苦しくもやり続けてきた成果を大学センター試験にぶつける…はずだった。浜本はセンター試験をなぜか受けれない。そのことは浜本もわかって…

浜本太郎の後悔 第四回

浜本太郎はいつものように部屋の掃除をしていた。浜本「今日も部屋の掃除完了」浜本は外に出て庭いじり。雑草を取り色とりどりの花たちに水をかけた。浜本「爽やかな1日だな♪」今にも歌いたくなりそうなそんな心地よい日。しかし…浜本「こんなに快適な毎日を…

浜本太郎の後悔 第三回

浜本太郎は靴磨き職人。彼はニューヨークにいた。浜本「アメリカに着いたけど。靴磨きやってるだけで果たしてアメリカンドリームを掴めるかな?」浜本は英語ぐらいは負けない自身でニューヨークにやってきた。日本では汗水垂らして人の往来が多い街に来て靴…

浜本太郎の後悔 第二回

浜本太郎は女子校の教師として赴任した。浜本「やっと教師としての第一歩だな。それにしても長かったな。いや長過ぎたのが正しいかな?高校を5年で卒業してその後どうせ進学や就職は無理だからどこかに身を隠したのだが、ある日黒服の男数人に拉致されやって…

浜本太郎の後悔 第一回

浜本太郎は高校生。今日もまた遅刻した。浜本「まただ。毎日だ。入学してからずっとだ。一度も登校時間8時30分以内に来たことがない。ギリギリもない。到着したときにはすでに3時間目が終わったころだ。しかし一回も怒られたことはない」浜本はどうせ今日も…